スコティッシュ フォールド[猫]の性格・特徴としつけの仕方!
(英語名:Scottish Fold)[出生国:スコットランド]
スコティッシュ フォールドの性格
スコティッシュ フォールドの基本的な性格
スコティッシュフォールドは、基本的にはオスもメスも、「温厚」かつ「従順」で、「甘えん坊」なところがあり、人にも「愛嬌」を振りまいてくれます。
また、家の中でも困るほど、あちこちを走り回る事もなく、非常に飼いやすい猫種だと言えるでしょう!
オスとメスの違いは、他の猫種に比べると明らかな違いはありませんが、
オスの方が、どちらかというと無邪気で分かりやすい性格をしています。
メスは、スコティッシュ特有の甘えたな性格を備えつつも、オスに比べると、クールで照れ屋なところがあるのが特徴です。
スコティッシュ フォールドの性格の悪さや凶暴性って本当!?
スコティッシュフォールドの、性格の悪さや、凶暴性がとりざたされることがあります。
スコティッシュは、人気の猫種なので、クローズアップされがちですが、あくまでも基本的な性格は「温厚」で「従順」「甘えん坊」なのですが、特殊な要因が影響して、どうしようもなく凶暴になってしまったり、性格が悪くなったりする場合があります。
色々な要因がありますが、大きく次の5つの原因があげられます。
・遺伝的な要因
・社会性の育成
・人間不信・嫌がらせの経験
・後天的な病気
・環境
スコティッシュ フォールドの性格の悪さと凶暴性の要因
遺伝的な要因
凶暴な性格や、悪い性格を持った親猫がいた場合、その性格は遺伝的に引き継がれるリスクが非常に高くなります。
性格だけでなく、病気を引き継いでいて性格の凶暴性のように見えてしまう事もあるのです。
社会性の育成
生後間もなく、ペットショップなどに出される為に、親猫や兄弟たちから引き離されると、社会性が形成されず、不安定な性質をもってしまいます。
幼少期に人との接点が少なかった場合にも、人への警戒心や恐怖心から、威嚇行動や攻撃性が見られる事も少なくありません!
人間不信・嫌がらせの経験
過去に、性格が悪いと思っている本人や、別の人間から、いたずらや嫌がらせを受けてしまった場合に人間自体や、その対象の人に対して執念深く警戒心を持ち続ける事になります。
一度、警戒心を持ってしまうと関係の修復は非常に困難と言わざるを得ません。
また、人側からしたら嫌がらせだと思っていない事が、スコティッシュからすると非常に不快だったり、痛みを伴ってしまった場合なども知らず知らずの間に起こってしまい、原因が分からないとなる事も少なからずあるのです。
後天的な病気
以前は、温厚だったのに急に、人(猫)が変わったように威嚇を始める場合があります。
そういった場合には、何らかの病気にかかってしまっている可能性も疑うべきです。
これは、あかの他人への行動のみならず、飼い主に対しても突如、攻撃的になってしまう場合があるので、怒ったり、ショックを受けたりせず冷静に対処しましょう!
スコティッシュフォールド特有の、遺伝的になりやすい病気があり、その部分とも密接に関係している事が原因となっている場合が多いと考えられます。
詳しくは
スコティッシュフォールドのなりやすい病気で詳しく解説していますよ!
環境
スコティッシュフォールドは、「従順」「甘えん坊」な性格の裏返しとして、「さびしがり屋」で、「ナイーブ」な一面も持ち合わせています。
これは生活環境や人との接し方の中で、非常に大きなストレスを与えてしまう事になり、その反動が性格に影響してしまう事があるのです!
スコティッシュ フォールドのしつけの仕方と特徴!
スコティッシュ フォールドのしつけと接し方の注意点!?
例えば、爪とぎのしつけを例に考えてみると、
ガリガリし始めたらすぐに「ダメ」と一声かけて準備した爪とぎ場所に連れていき、手を持って爪とぎの動きをさせます。
これを繰り返して「爪とぎをしてもいいのはここ」ということを覚えてもらいます。
くれぐれも怒鳴らないようにし、静かに毅然と時間を空けずに叱りましょう。
スコティッシュ フォールドは、先に述べた通り、甘えん坊の寂しがりやな性格ですから、かまってもらえないこともストレスになります。
噛みついたり引っ掻いたり、爪とぎが多いように感じたら、それはストレスが原因かもしれません。
まずは、スキンシップが不足していないか、普段の接し方はどうか振り返りましょう。
叱らずにたっぷり遊んで甘えさせてあげることで安心し、問題行動がなくなっていくこともあるのです。
肥満予防に、また退屈しないで過ごせるよう、キャットタワーやキャットウォークを設置してあげようと思う場合は、
段差のきつくないものを選んであげると良いかもしれません。
スコティッシュ フォールドの遺伝的特徴と去勢の必要性!
なぜなら、スコテッシュは遺伝的に後ろ足の骨に異常が出ることが多いからです。
こういった理由から、生活環境を整えてあげる際は安全に配慮することも大切になってきます。
去勢と避妊に関しては、可哀そうな印象を持たれる方も多いかもしれませんが、手術をすることで人にも猫にもたくさんのメリットがあるんです。
例えば、生殖器に関係した病気を予防することができ、さかりの時に出す大きな声やマーキングの防止にもなります。
こうして猫も人間も発情期のストレスから解放されることでしょう!
特にスコテッシュには、”折れ耳同士で交配するとほぼ確実に遺伝性疾患を発症する”というリスクがありますので、
あちこちに、この遺伝子をばらまいてしまわないためにも、避妊・去勢は必須と言っても良いかもしれません!
次のページでは
スコティッシュフォールドのかかりやすい病気について詳しく解説していきますね!