ヨガで痩せるのはどんなポーズ?痩せる理由と適切な方法をアドバイス!
痩せることは、昨今問わず、世のほとんどの女性が挙げる課題の1つですよね!
「どんな方法が一番痩せられるのか」ということを、あなたも常に探求していることと思います。
様々な痩せる為の方法が、巷で紹介されていますが、ヨガもその一つです。
ヨガは、インドで誕生した、人の「在り方」を説いたもの。
哲学的な部分も重要なヨガの要素の一つですが、アーサナ(ポーズ)をとることで、体の調子を整えることもヨガの大切な要素です。
そのため、ヨガでアーサナ(ポーズ)をとることで、もちろん痩せることも期待できます。
一体なぜ、走ったり、激しく動いたりせずに、ヨガのポーズをとるだけで痩せることができるのか?
そして、どのようなポーズが痩せるのに良いのか?
今回は、そんなヨガが、ダイエットに良い理由とポーズをご紹介したいと思います。
ヨガは本当に痩せるのか!?痩せる人・痩せない人がいるのはなぜ?
ヨガだけで痩せるのか?ヨガで痩せる理由とは?
なぜ、ヨガで痩せることができるのでしょうか?
その理由は、大きく分けて2つ。
1つ目の理由は代謝が上がることです。
どういうことかと言いますと、ヨガのポーズでは、普段取らないような姿勢を多くとります。
それにより、普段使わないような筋肉が刺激を受け、活性化することで、痩せやすい身体に変えることができるのです!
それが、ヨガをすることで痩せるポイントの1つ。
筋肉は普段から使わないと、硬くなってしまい、代謝の低下の原因となりかねません。
そもそも、多くの筋肉が活発に動くことで、筋肉でのエネルギー消費が起こります。
つまり、代謝が盛んに行われるため、その結果、脂肪が燃焼していくのです。
「筋肉の働きが悪くなって代謝が低下した状態」というのは、つまり、痩せにくい体と言えるでしょう。
筋肉が不活性化した状態で、ジョギングなどのいわゆる「ダイエットに良い運動」を行っても、なかなか効率良く痩せられないのは無理もありません。
ヨガのポーズを取ることで、様々な筋肉を刺激し、代謝を上げることで「痩せやすい体」にシフトしていきましょう。
ヨガで痩せることができるもう1つの理由は、循環の改善によるものです。
ヨガのポーズは、プラーナ(東洋医学で言う『気』)の流れをよくすることを目的の1つとしています。
プラーナの流れ、つまり、血流の流れをよくすることで、体に溜まった老廃物の除去や、内臓機能の活性化を図ることが可能です。
現代社会で生活していると、家庭内や仕事の問題、食事内容、精神的なストレスによって、身体に様々な気の滞りを生じます。
その滞り、つまり血流やリンパ循環の滞りが、筋肉や内臓機能の低下を引き起こし「痩せにくい身体」を形成してしまうのです。
このヨガのポーズでは、この滞りを解消することによって、循環や内臓機能の活性化を促進し、徐々に「痩せやすい身体」に変化させてくれます。
このプラーナの流れをよくするためには、ポーズを正しくとる必要がありますが、その詳細は、後ほどご紹介させていただきますね!
ヨガのアーサナ(ポーズ)をとることで「不活性だった筋肉が活性化されて、代謝が上がる」こと「プラーナ(気)の流れが解消し、血液・リンパ循環が促進され、さらに内臓機能も活性化する」ということが、ヨガにより痩せる理由なんですよ。
ヨガで痩せない人の特徴はなに?
先ほどは、ヨガがなぜダイエットに良いのか?ということを説明させていただきました。
しかし、「ヨガをずっと続けているけど、全然痩せないんです」という声を聞いたことはありませんか?
ヨガのポーズは、ただ形を真似てポーズをとるだけでは、痩せません。
ヨガのポーズは、先人たちが知恵を振り絞って考え出した、いわば、知恵の結晶のようなものです。
ポーズの1つ1つは、その形を正しくとることで、ポーズの恩恵を受けることができます。
ヨガのポーズを取っていても、なかなか身体に変化が出ない場合は、そのポーズに「近い形」になっているだけで、正しいポーズが取れていないのかもしれません。
正しい形になっていなければ、先ほど説明した痩せるのに必要な「普段使われない筋肉の活性化」や「プラーナ『血液やリンパ』の流れの改善」に上手く結びつかないからです。
あなたのポーズは、どこか「自己流」になってはいませんか?
「無理をしないで」というインストラクターの声を理由に、ポーズを自分流に変えてはいないでしょうか?
正しく、その形にポーズが取れない場合は、まだそのポーズをとるのは時期尚早ということです。
とは言っても、無理やりポーズを取ろうとしないで下さいね。
無理やりポーズを取ろうとすると、関節に負担をかけます。
関節に無理をかけずに、ポーズを正確に取れているのか?
正しくポーズが取れていない事が、ヨガのポーズをとっていても、あなたが痩せない大きな理由だったかもしれませんね。
これから、ご紹介するいくつかのポーズをまずは、正しくとってみることから始めましょう!
自宅でできる!ヨガで痩せるポーズをご紹介
まずは準備運動!Cat&Cow(猫のポーズ・牛のポーズ)
まず、最初にご紹介するポーズは、Cat&Cow(猫のポーズ・牛のポーズ)です。
このポーズは、ヨガの基本であり、背骨を動かす上では、欠かすことのできないポーズと言えるでしょう。
このポーズを正しく行うことで、体幹機能を高めることができます。
背骨の機能を高めることになるため、内臓機能の活性化も期待できるでしょう。
また、このポーズでは、呼吸も意識的にコントロールしながら行うため、自律神経系を整えることも可能です。
このように、この猫のポーズ・牛のポーズは、基本的なヨガのポーズであるものの、様々な効果をあなたの身体にもたらしてくれます。
では、ポーズのポイントを説明しますね。
Cat&Cowは、四つ這いで行います。
四つ這いから、背骨全体を天井の方向に向かって、引き上げるようにして背骨を丸めましょう【猫のポーズ】
この時に、腹筋の上側(鳩尾側)、おへその部分、下腹部、両肩甲骨の間と、引き上げる場所の意識を変えることで、効いてくる背骨の場所が変わります。
次に顔を上げて、鳩尾(みぞおち)を床に近づけるようにして、背骨を反らせていきましょう【牛のポーズ】
牛のポーズのポイントは、両手で床を押し、両肩甲骨の間を寄せないようにしながら、胸を反らせることです。
そうすることで、腹筋に自然と入り、腰の反りすぎを防いでくれます。
牛のポーズで、多い怪我が「腰痛」です。
腰の反りすぎによる腰痛の原因は「腹筋が正しく働いていないこと」。
このことは、牛のポーズでも当てはまります。
しっかり、腹筋を効かせた状態で、背骨を反らせるようにしましょう。
腰に違和感がある場合には、一旦中止し、やり方を再度確認して下さい。
次に、呼吸についてご説明します。
呼吸の仕方に特に決まりはありません。
背骨を丸める時に息を吸って、反らせる時に息を吐く、またはその逆でも全く問題なにため、やりやすい方から取り組んでみて下さい。
自分のやりやすい方、そして、その逆のパターンでもできるように練習してみましょう。
以上のポイントを守り、背骨を万遍なく動かすことで、このポーズでの本来の力を得ることができます。
猫のポーズ・牛のポーズをとり、身体が暖かくなってきたら、次のポーズにうつりましょう!
二の腕や下腹部痩せに!牛面のポーズ
続いてご紹介するポーズは「牛面のポーズ」です。
あまり聞きなれないポーズかと思いますが、二の腕や下腹部の引き締めに良いのがこのポーズ。
ポイントを交えながら、このポーズのポイントを説明していきますね。
まず、あぐらで座りましょう。
そこから、両膝が身体の中央にくるように膝を寄せていきます。
両膝が中央に寄せることができない場合は、できる範囲でOKです。
ポーズ中は、両膝を中央に寄せるように力を入れておくことで、下腹部の刺激を入れることが可能となります。
次に、二の腕の引き締めに入りましょう。
片方の手を頭の上から、もう片方の手は下から背中に手を回します。
肩甲骨が柔らかい人は握手ができるかもしれませんが、握手ができなくても問題ありません。
背中に手を回した状態をキープしましょう。
後頭部で上側の手を後ろに押すこと、そして、上側の肘は天井方向へ引き上げるようにすることで、二の腕を引き締めることができます。
この状態を30秒〜1分程度キープすることを目指しましょう。
体勢としては、かなり複雑なポーズです。
あまり無理に取ろうとすると、関節を痛めてしまう可能性があります。
ポーズをとることが難しい場合は、いきなり挑戦するのではなく、股関節周りや、肩周りを十分にほぐしてから挑戦してみて下さいね。
下半身痩せに良いヨガポーズ!リバースウォーリア
最後にご紹介するポーズは、リバースウォーリア。
多くの場合は、戦士のポーズIIから入って行くため、今回も、戦士のポーズIIからリバースウォーリアへのフローをご紹介します。
まずは、足を前後に開いて立ちましょう。
後ろ脚のつま先は前斜め45度を、前脚のつま先は正面に向きます。
前脚の膝が90度になるように踏み込み、両腕を床に対して水平になるように前後に伸ばしましょう。
ここまでが戦士のポーズIIです。
ここからがリバースウォーリアへ入っていきます。
水平に伸ばした後ろ側の手は、後ろ足の太ももへ、前側の手は天井へ向かって伸ばしていきましょう。
目線を上側の指先を見ると、見た目も美しくなります。
前脚の膝の角度は常に90度を維持することがポイントです。
下半身の筋肉を使うので、下半身の引き締め効果が期待できます。
また、脇腹も伸ばすことになるので、同部位が気になる方には、最適なポーズと言えますね。
このポーズも、キープは30秒〜1分程度を目標として下さい。
膝に痛みを感じた場合は、無理をせずに一旦休み、前脚の膝がつま先よりも内側に入っていないかどうかを確認してみましょう。
今回はヨガで、なぜ痩せることができるのか?
そして、痩せるために良いとされているポーズを痩せるために大切なポイントを交えてご紹介してきました。
ヨガは正しく行うことで、怪我なく安全に行うことができます。
そして何より、痩せやすい体になり、健康を手に入れることができる、現代人にとって万能の健康法です。
自己流にならずに、ポイントをしっかり抑え、正しく取り組みあなたも、ヨガでダイエットを成功させましょう!